遂に変動金利が引き上げ!住宅ローンの返済額もアップ?リスクと対策は?

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4月は歴史的な円安となったり、日経平均も下落したりする等、経済の動きが大きい月でしたね💦

そんな中、住宅ローンを返済中の方にとって、衝撃的なニュースがありました。

それは住宅ローンの変動金利の引き上げです。

住宅ローン変動金利の引き上げ

大手ネット銀行である住信SBIネット銀行が2024年4月17日に「2024年5月1日から短期プライムレートを0.1%引き上げる」と発表しました。

3月のマイナス金利政策解除後、各銀行は揃って金利を維持していましたが、当該銀行がついに金利アップに着手した結果となります。

自分はメガバンクで住宅ローンを借りていますが、2023年秋から返済を開始したばかりで、まだまだローンが残っています。

今回の住信SBI銀行の動きが他の銀行にも影響するんじゃないかと思うと、将来に不安しかないですね…。

住宅ローンの金利の種類

住宅ローンを借りる際の金利タイプにはいくつか種類があります。

変動金利型

名前のとおり金利が変動するタイプです。

多くの人は35年ローンを組むかと思いますが、その間、経済状況等に応じて銀行は金利を設定しています。

変動金利はその影響をダイレクトに受けますので、ローン返済期間中に銀行が金利を低く設定してくれれば、その分返済額は低く抑えられますし、金利が高くなれば返済額も高くなります。

毎回の返済額は5年ごとに見直され、見直し後の返済額はたとえそのタイミングでの金利が見直し前の金利より大幅に上昇していたとしても、従前の125%までしか上がらない(返済額のアップには上限がある)というルールがあります。

一見すると、急な金利上昇がなく家計にも優しい金利プランに見えますが、落とし穴があります。

金利が上昇するということは、その分利息が増え、返済額が増えます。

しかし、一定期間は返済額が変わりませんので、増えた分の利息を支払い切れず、未払い利息が生じてしまう危険性があります。

利息が増えれば、まずはその利息を返すことになりますので、毎月住宅ローンを返済しているはずなのに元本がなかなか減らないという事態が起こるわけです。

全期間固定金利型

こちらはわかりやすいですね。

借入期間中の金利がずっと固定される金利タイプです。

変動金利のように借入期間中の金利に影響されることはありませんので、借入当初から返済終了まで同じ金利が適用される、つまり、毎月の返済額が確定するということです。

将来に向かって返済額が一定ですので、ライフプラン立てやすいというメリットがありますが、デメリットとしては金利が変動金利と比較すると高めに設定されているということ。

個人的には、現状変動金利型の金利がとても低く設定されている中、全期間固定金利型を選択する人は、経済的に余裕がある人しかいないと思います。

固定金利選択型

こちらは全期間固定金利型とは違い、一定期間のみ固定金利にするという金利タイプです。

固定期間は2年、3年、5年、10年などがあります。

当該期間中は金利が固定されるわけです。

選択期間が終了したときには、改めて変動金利型や固定金利選択型を選択することとなりますが、変動金利の5年経過後とは異なり、金利が変動していた場合の上限が設定されていませんので、選択期間が終了したときの金利状況によっては、一気に返済額があがる可能性があります。(変動金利の場合は、5年経過時に返済額が見直されますが、従前の返済額の125%までで抑えられるというルールでしたね。)

個人的には、これから金利上昇のリスクがある中、わざわざ低く設定されている今の変動金利型を捨ててまで、少し金利の高い固定金利選択型を選択するメリットはないかな、と考えています。

10年、15年といった比較的長い期間の固定金利選択型を選択すれば、変動金利型の金利上昇次第では恩恵を受けられる可能性がありますが、3年、5年の短期間であれば、なおメリットはないものと思っています。

金利タイプは組み合わせが可能

借入額の全額を1つの金利タイプで借り入れる必要はありません。

「全期間固定金利型で安心して返済したいけど、金利が高くて家計にも負担がかかるからどうしよう」と悩んでいる場合、例えば半分を全期間固定金利型にして、もう半分を変動金利型にすることも可能です。

ただ、個人的には全期間固定金利型は裕福な家庭しか無理だと思っていますので、それであれば全額変動金利にして、今の低金利の間に資産運用で金利上昇に対するリスクヘッジを行うべきだと考えています。

金利上昇のリスクと対策

自分のように住宅ローンを変動金利で借りている人は、返済が終わるまでずっと金利上昇のリスクに怯えることとなります(苦笑)

住宅ローンは借入金額が大きく、返済期間も長期間にわたるため、ほんの少し金利が上がるだけで返済額が大きく増えます。

金利が1%上がると?

ちなみに3000万円の住宅ローンを変動金利で借りていた場合、金利が1%上昇すると、支払利息が600万円も増えることになります。

金利があがるタイミングや、上がり幅によって変わりますので、必ずしも600万円も上がるわけではありませんが、それでも衝撃的な数字ですよね。

我が家は3000万円以上の住宅ローンを借りていますので、金利上昇時のダメージはより大きいことがわかります💦

金利上昇への対策

金利上昇については個人の力でなんとかなるものではありません。

個人でなんとかできるのは個人のことです。

つまり、金利上昇によって返済額が上がったとしても、返済できるくらいの資産を形成しておく必要があります。

我が家は夫婦2人とも一般企業の正社員として働いていますので、多少の返済額アップであれば耐えられると思います。

ただ、病気を患う可能性や、息子くんの養育費・教育費のことを考えると、無問題とは言えません。

お金はあればあるほど良いですからね(笑)

給与収入は昇給でしか上がりませんし、上がっても少しずつですので、あまり期待はできません。

であれば、副業で収入アップをはかったり、資産運用でお金に稼いでもらう形が良さそうですよね。

資産運用で金利上昇対策!?

今の日本は物価高・インフレが進み、現金の価値が低下しています。

その中で現金、預金だけで資産形成していると、相対的に貧しくなっていきます。

自分も他の記事で書いているようにWealthNavi(ウェルスナビ)というロボアドバイザーを使った投資をしています。

2018年12月16日から開始して、2024年4月28日現在で

総入金額:2,130,800円

円評価額:3,540,748円

利益:1,409,948円

という運用状況です。

資産運用を開始して、5年間で140万円ほどお金に稼いでいただいた、という形になっていますね♪

投資は期間が長ければ長くなるほど複利の恩恵を受けることができますので、引き続き続けていけば、金利上昇によりアップする返済額以上のリターンを得られる可能性も十分あります。

また、住宅ローンを借りている人は今なら当初13年間は住宅ローン控除を受けられますので、その控除で浮いたお金や毎月の給料から投資に回せるお金を使って、資産運用でインフレ対策、金利上昇リスク対策をした方が良いと思います。

自分もまだまだお金については勉強中ですが、今回の変動金利アップのニュースを受けて、よりお金に関する知識を身に着けないといけないと実感しました💦

住宅ローンを借りている人や、これから住宅ローンを借りようとしている人の役に少しでも立てば良いなと考えています(^^)

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